Design Guide

デザインガイド

プリントの種類と選び方

アパレル製作の各プリント方法の特徴・長所・注意点を掲載しています。

オンデマンド転写プリント

オンデマンド転写プリントは、細かいデザインや柄の再現に適したプリント方法です。専用フィルムシートにCMYKでデザインを出力し、その上から白インクを重ねて噴射することで、鮮やかで発色の良い仕上がりを実現します。

  • 【1点からご注文可能】
    専用フィルムにプリントしたものを熱転写する方法のため、プリント版が不要です。版代がかからないので、1点からご注文いただけます。
  • 【幅広い素材、本体色にプリント可能】
    綿・ポリエステル・ナイロンなど幅広い素材に対応し、本体色に影響されず、綺麗に発色します。濃色・淡色問わず安定した仕上がりが得られるため、色違いで同じデザインを作りたい方には特におすすめです。
  • 【洗濯に強く、高い耐久性】
    耐久性が高く、色落ちや割れ、洗濯耐久性が高いのが特長です。専用フィルムにプリントしたものを熱で転写するため、少々生地を引っ張っても印刷面が裂けにくく、長く美しい仕上がりを保てます。

【オンデマンド転写プリント:入稿データ作成の注意点】

  • 推奨解像度:300dpi

    画像を実寸以上に引き伸ばして使用すると、仕上がりが粗くなります。オンデマンド転写プリントでは、入稿データを実寸で300dpi相当になるようご準備ください。

  • オブジェクトの幅やオブジェクト同士の隙間は1mm以上(約2.84pt以上)

    1mm以下の幅のオブジェクト(線や文字含む)や1mm以下の隙間は、擦れや途切れ、白の下地の表出が生じる原因になります。

  • ぼかし効果やグラデーション、半透明表現は不可

    半透明や透過を使った表現は、白下地が透けて出たり、転写が正しく乗らずにデザインが欠ける可能性があります。必ず不透明(不透明度100%)の色で作成してください。
    また、斜めの線や縁にアンチエイリアスがかかっていると、その半透明部分に白下地処理が行われ、フチのように目立つことがあります。線や輪郭ははっきりした色の境界にしてください。

  • プリントしたくない背景や不要なデータは必ず削除してください

    写真やイラストに背景が残ったまま入稿すると、その背景もプリントされてしまいます。不要なデータは必ず除去してからご入稿ください。
    画像編集ソフトでデータ作成をする場合、自動選択ツールで背景画像を選択して除去すると、背景の選択が充分ではなく背景画像データが残ってしまうことがあります。また、きれいに除去したつもりでもアンチエイリアスがかかっていて半透明部分が残ることがあります。わずかでも濃度が0%ではないデータ(ほぼ透明だったとしても)があると白の下地がついてしまい、ご希望の仕上がりにならない可能性がありますので、背景は丁寧に細かく除去してください。

  • パスを含むデータ・効果を使用したデータは必ずラスタライズ

    Adobe Illustratorなどを含むグラフィックソフトを使用し、パスを含むデータや、スウォッチ登録したパターン柄などの効果を使用したデータでラスタライズ(=1枚の画像データにすること)をしていないと、ご希望の仕上がりにならない可能性があります。

  • 金・銀・蛍光色は不可

    CMYK+白で表現可能なフルカラープリントのため、金・銀・蛍光色などの特殊な色は再現できません。

インクジェット

直接生地にインクを吹き付けて定着させるプリント方法です。生地の柔らかな風合いを損なわず、染み込み風プリントのような生地に馴染んだ仕上がりになります。

  • 【1点からご注文可能】
    プリント版を作成する必要がないため、版代がかからず、1点からご注文いただけます。
  • 【生地本来の風合いが生かされる】
    プリント後の風合いが非常に良く、転写プリントと比べて硬さが少なく、より柔らかく自然な仕上がりになります。
  • 【高い再現性でグラデーションも可能】
    デジタルデータをそのままプリントするため、写真やグラデーション、淡い色合いなど複雑なデザインも再現できます。細かな色の変化や繊細なタッチも美しく表現します。

【インクジェットプリント:入稿データ作成の注意点】

  • 推奨解像度:200dpi

    画像を実寸以上に引き伸ばして使用すると、仕上がりが粗くなります。インクジェットプリントでは、入稿データを実寸で200dpi相当になるようご準備ください。

  • オブジェクトの幅やオブジェクト同士の隙間は1mm以上(約2.84pt以上)

    1mm以下の幅のオブジェクト(線や文字含む)や1mm以下の隙間は、擦れや潰れの原因になります。

  • 白色指定したデザイン箇所は無色に

    インクジェットプリントには白インクがありません。そのため、デザインで白色に指定した箇所はプリントされずに生地色がそのまま現れます。
    淡色の生地で白を表現したい場合には、「オンデマンド転写プリント」をご利用ください。

  • プリントしたくない背景や不要なデータは必ず削除してください

    写真やイラストに背景が残ったまま入稿すると、その背景もプリントされてしまいます。不要なデータは必ず除去してからご入稿ください。
    画像編集ソフトでデータ作成をする場合、自動選択ツールで背景画像を選択して除去すると、背景の選択が充分ではなく背景画像データが残ってしまうことがあります。また、きれいに除去したつもりでもアンチエイリアスがかかっていて半透明部分が残ることがあります。わずかでも濃度が0%ではないデータ(ほぼ透明だったとしても)があると、ご希望の仕上がりにならない可能性がありますので、背景は丁寧に細かく除去してください。

  • パスを含むデータ・効果を使用したデータは必ずラスタライズ

    Adobe Illustratorなどを含むグラフィックソフトを使用し、パスを含むデータや、スウォッチ登録したパターン柄などの効果を使用したデータでラスタライズ(=1枚の画像データにすること)をしていないと、ご希望の仕上がりにならない可能性があります。

  • 金・銀・蛍光色は不可

    CMYKで表現可能なフルカラープリントのため、金・銀・蛍光色などの特殊な色は再現できません。

ホワイトインクジェット

ホワイトインクジェットプリントは、白色のデザインが再現できるインクジェットプリントです。下地としてホワイトインクを敷いた上からカラーインクを乗せるので、発色がよく仕上がります。

  • 【1点からご注文可能】
    プリント版を作成する必要がないため、版代がかからず、1点からご注文いただけます。
  • 【濃色生地へも多色プリント可能】
    生地色の影響を受けにくいため、ブラックやネイビーなど濃色の生地にもプリントできます。インクジェットの特長である柔らかな風合いを損なわずに仕上がります。

【ホワイトインクジェットプリント:入稿データ作成の注意点】

  • 推奨解像度:200dpi

    画像を実寸以上に引き伸ばして使用すると、仕上がりが粗くなります。ホワイトインクジェットプリントでは、入稿データを実寸で200dpi相当になるようご準備ください。

  • オブジェクトの幅やオブジェクト同士の隙間は1mm以上(約2.84pt以上)

    1mm以下の幅のオブジェクト(線や文字含む)や1mm以下の隙間は、擦れや潰れ、白の下地の表出が生じる原因になります。

  • ぼかし効果やグラデーション、半透明表現は不可

    半透明や透過を使った表現は、白下地がプリントされてしまいます。必ず不透明(不透明度100%)の色で作成してください。
    また、斜めの線や縁にアンチエイリアスがかかっていると、その半透明部分に白下地処理が行われ、フチのように目立つことがあります。線や輪郭ははっきりした色の境界にしてください。

  • プリントしたくない背景や不要なデータは必ず削除してください

    写真やイラストに背景が残ったまま入稿すると、その背景もプリントされてしまいます。不要なデータは必ず除去してからご入稿ください。
    画像編集ソフトでデータ作成をする場合、自動選択ツールで背景画像を選択して除去すると、背景の選択が充分ではなく背景画像データが残ってしまうことがあります。また、きれいに除去したつもりでもアンチエイリアスがかかっていて半透明部分が残ることがあります。わずかでも濃度が0%ではないデータ(ほぼ透明だったとしても)があると白の下地がついてしまい、ご希望の仕上がりにならない可能性がありますので、背景は丁寧に細かく除去してください。

  • パスを含むデータ・効果を使用したデータは必ずラスタライズ

    Adobe Illustratorなどを含むグラフィックソフトを使用し、パスを含むデータや、スウォッチ登録したパターン柄などの効果を使用したデータでラスタライズ(=1枚の画像データにすること)をしていないと、ご希望の仕上がりにならない可能性があります。

  • 金・銀・蛍光色は不可

    CMYK+白で表現可能なフルカラープリントのため、金・銀・蛍光色などの特殊な色は再現できません。